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2006.01.17

向き、不向き

突然ファッション業界の話。

しばらく前からセレクトショップ御三家(シップス、ユナイテッドアローズ、ビームス)のうち、ユナイテッドアローズが一人勝ちしてるっぽいなーと思ってました。ショップに並んでいる品物と自分の好みとがそこそこ一致するのがユナイテッドアローズだったから特にそう感じたということもあるでしょうが、路面店とか見てもやっぱりユナイテッドアローズは元気があるように見えていたのです。

……で、この間、はっと気付いてユナイテッドアローズの株価を調べてみたら、この1年で2倍以上になってるじゃありませんか。逃がした魚だから大きく思えるということもあるでしょうが、まあ、自分は株式投資には向いてなさそうだと感じる今日この頃なのでした。

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2006.01.08

QwestのADSL利用規約

とあるメーリングリストに、アメリカの旧ベル系電話会社の一つQwestが最近、ADSLの顧客に対して新しい利用規約を示したという話が流れてきました。その中には、企業ユーザであっても、その帯域を無線LANで分配してはいけないとか、固定IPアドレスを割り当てられていてもサーバをやってはいけないとか書いてある由。まあ、こういう制約事項は以前から問題になっているし、日本でもケーブル系の事業者を中心に設定されていることがあるのであまり驚かないのですが、なんと、この制約事項はドライ・カッパーを使っている利用者に対しても適用されるのだそうです。日本に例えるなら、Yahoo!BBで自宅サーバを運営していたら(この行為自体がYahoo!BBの利用規約に反するかどうかは別として)、NTT東日本(や西日本)に「やめてください」と言われたというような状況に近いかも。

帯域を無線LANで分配されたり、自宅サーバを運営されたりして困るのはネットワーク事業者(つまりYahoo!BB)であって、(物理的な)電話回線の所有者(つまりNTT東西)ではないから、「ちょっと筋が違うんじゃないの?」というのが元ネタの趣旨だと思います。

ついでに、利用者のコンピュータがスパムを送信した場合には一通につき5ドルの賠償責任を負うとまで決められているとか。しかも、利用者のコンピュータがワームやスパイ・ウェアに乗っ取られてしたとしても、その責任を負うのだとか。これってどうなんだろう。

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2006.01.04

マルタの公衆電話

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マルタの公衆電話4連写。

ところで、チュニジアでのWSISの終了後にマルタに寄ったM君も、わざわざマルタの公衆電話の写真を撮って送ってくれました。ありがとうございました。でも、申し訳ないけど、それはここでは掲載してません。っていうか、自分で足を運んだところの写真じゃないとあんまり意味ないのよ。>M君

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「年末年始を海外で過ごす人」

……というのをこの間初めてやりました。行き先は地中海の島国マルタ共和国とイギリス(というかロンドン)。純粋な旅行で行くのは一昨年の秋口にベトナムに行って以来なので1年3か月ぶり。ってわたくしが言ってもあまり説得力ないかも。

出張で海外に行ったついでに、その土地その土地の見所に回ったりすることもあるので、旅行的なことをするのが1年3か月ぶりというわけではもちろんありません。でも、仕事モードではなくて完全な休暇モードで海外に行くのは1年3か月ぶりなのでした。休暇モードのポイントは、家人と一緒というところと、ノート・パソコンを持って出ないというところ(これが重要!)。ノート・パソコンを持ち歩くといちいち荷物になるし(重いというのもあるけど、扱いに気を遣わなきゃいけないのが負担)、絶対に道中メールを読んだり仕事の原稿書いたりして休暇を台無しにしてしまうに違いないし。わたくし的には仕事と休暇の間の区別は、コンピュータを使うか使わないかにあるのでした。

ちなみに、今回の旅程はこんな感じ。

  • 12/25: 成田発、ロンドン経由、バレッタ(マルタ)着
  • 12/26: バレッタ市内散策
  • 12/27: マルタ島内めぐり(ディングリ・クリフ、イムディーナ、ラバト)
  • 12/28: ゴゾ島日帰り(チタデル、ジュガンディーヤ遺跡、カリプソの洞窟)
  • 12/29: バレッタ市内と近郊散策(マヌエル劇場、タルシーン遺跡、ビットリオーザ)
  • 12/30: バレッタ発、ロンドン着、大英博物館直行
  • 12/31: ロンドン市内めぐり&トラファルガー広場での年越しカウント・ダウン
  • 1/1: ロンドン市内めぐり、ロンドン発
  • 1/2: 成田着

マルタとは、かつてソ連大統領ゴルバチョフとアメリカ大統領の大ブッシュが冷戦終結の会談をしたところでもあります。その昔、エルサレムの守護や巡礼者の保護にあたったらしいヨハネ騎士団の流れを汲む騎士たちがこの島で征服王朝さながらの「国づくり」をしたので、ヨーロッパ中世の石造りの街並みを今に残しています。騎士団は本国からの仕送りで裕福だったらしく(騎士には貴族の次男坊とかも多く、またキリスト教の守護者ということでスポンサーも多かった由)、その財を投じて島内に堅牢な砦や荘厳な教会を築き、街作りを進めました。

でもそれは昔のこと。今のマルタには、昔栄えたけれど今はぱっとしない(というか寂れた)都市に共通する無常観というか「打ち捨てられた雰囲気」がそここことなく溢れています。バレッタや、マルタの他の町に残されている石造りの城壁や砦は、遠巻きには堅牢に見えますが、近寄ってみると石積みの表面は剥がれてるし、間には雑草が生えています。松尾芭蕉が「夏草や 兵どもが 夢の跡」って詠んだときの風情はこんな感じだったのかもしれません(ちょっと違う)。

さて、この間のEU拡大でマルタはEU加盟国になり、ユーロ導入も秒読み段階(現地通貨のマルタ・リラとユーロとの間の為替レートは既に固定)です。EU経済との融合が深まり、マルタ経済への投資が増加すれば、マルタの遺跡や史跡は貴重な観光資源として修復や整備が進むに違いありません。マルタ名物の一つに数えられている、昔ながらの車両で狭い街路を走り抜ける路線バスには新型車両の導入が進み、バス・マニアのあこがれだった旧式車両は少しずつ姿を消しています。マルタの魅力はそのテーマ・パークっぽさにありますが、ヨーロッパ先史時代の遺跡や騎士団時代の史跡は、あと10年もしないうちに本当のテーマ・パークになっているかもしれません。

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