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2009.02.01

'cordially'って確かに「真心を込めて」なんだけど

近ごろ、高校生プロゴルファー君が何でも由緒あるゴルフトーナメントに招待されたとかで、ニュースになってます。わたくし、ゴルフは知らないので、フツーならそのままスルーするところですが、そのゴルファー君が記者会見か何かで紹介していた招待状の言葉に引っかかりました。

どうやら、招待状には'cordially invite(s) you'と書いてあったようですが、それを彼は「「真心を込めて招待する」と書いてあった」と説明していたわけです。もちろん、辞書には'cordially'の訳語として「真心を込めて」とか「誠意をもって」とか載っていたのでしょう。ここまでは問題ありません。

さて、問題は、これを日本語に直すとして、しかも招待状の日本語として訳すとして、どういう表現にするか。「招待する」を形容する言葉として「真心を込めて」ってのはいただけません。日本語学習者がそういう作文書いてきたら多分直されます。わたくしなら直します。もともと、招待状なんてのは紋切り型の言葉遣いをするものなんですから、訳としては、言語の意味に振り回されずに「謹んでご招待いたします」とかそういうのが適切だと思うわけです。

件のゴルファー君は、まだ高校生だし、こういう時の訳語についてあまりとやかく言うべきではないんですが、これをきっかけに「真心を込めて招待します」なんて日本語が流行りだすなんてことになったらちょっと嫌かもしれません。年末に流行語大賞なんかになってたらもっと嫌かも。

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