2004.06.17

アメリカの電子投票

アメリカでは2000年の大統領選挙の失態もあって、電子投票に注目が集まっているらしいです。ちなみに電子投票というのは、オンライン投票ではなくて、投票所に行って、投票ブースに設置されている電子投票用端末(といってもWindows CEのようですが)を操作して投票するという仕組みです。すでに、いくつかの州では予備選挙ではすでに使われていると聞きます。

電子投票にも投票時の誤集計(投票ソフトウェアの誤動作とか)、投票後の不正行為(改ざんとか)が起こりうるわけですが、紙の投票と違って、目に見えるモノによって後から集計の間違いとかを検証できないので、検証の手段をどうやって確保するかが論点の一つになっているようです。

The Disability Lobby and Voting

↑の記事を読むと「紙に印刷して記録を残す」というやり方に視覚障害者の団体が反対しているとか書いてあって、なるほどなー、と思いました。もっとも、さらに読むと、電子投票端末のメーカーから多額の寄付をもらっていて、セキュリティーについて十分な理解がないまま、紙による記録に反対しているのではないかという指摘もされてますが。

ところで、ふと、投票率を向上させたいなら、開票作業に有権者を参加(監視じゃなくて、計数する)させたらいいんじゃないかと思ってみました。さすがにみんな自分が数えるとなれば、関心も今よりは集まるだろうし、即日開票なんて深夜までかかることもあるわけで、「投票時間が延長され職員を残業させなければならないのが頭痛い」という、ふと考えると本末転倒みたいな泣き言をいっている自治体にとっては、少しでも人手の確保につながるかもしれません。それに、ちょっとしたお祭りみたいな感じにもなるし。

投票率が低いのは、政治に関心がないからということももちろんあるだろうけど、投票ということに現実感を感じてないからもあるんじゃないかなあと思います。こういう形でリアリティーを回復することから始めないといけないんじゃないかなあと。

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2004.03.28

Roppongi Hills in Construction

roppongihillsinconstructi/roppongi-industria先週金曜日の帰り際、グランド・ハイアットの脇の回転ドアに警備員が(2人も)立っていたので、「大物芸能人でも来ているのか?」ぐらいに思っていたのですが、あれは、その日の午前中に回転ドアに挟まれて子どもが亡くなっていたからだったのですね。あの回転ドアはサイズが大きい分、ドアの縁の部分の移動速度がとても速くて、正直、日常的に使っている大人でも怖いときがあります。「回転ドア事故32件」なんて新聞記事もあったし。実はその金曜日の朝の出勤途中、「この建物は、美しく歳をとることができるんだろうか?」なんて考えながら通勤していたもので、ヒルズがまだ工事中のときにとった写真を思い出しながら、「やっぱだめなんじゃん」とか感じてしまいました。

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2004.01.02

ナイトに叙されるウェブの創始者

W3C Director Tim Berners-Lee to Be Knighted by Queen Elizabeth

CERNでウェブの原形を作り、W3Cのディレクター(事実上の最高責任者)としてWWWの普及と発展のリーダシップをとってきたTim Berners-Leeが連合王国の女王様からナイトに叙される由。インターネットで勲章がもらえる時代になったのですね。

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2003.12.30

21世紀の禁書

FBI Issues Alert Against Almanac Carriers

FBIは、アメリカ国内の警察組織に対して、almanac(年鑑)を携帯する人物に警戒するよう促している。年鑑の類には、アメリカ各都市の気象、地勢、交通機関、建造物、水路といった内容が写真入りで紹介されているため、テロの標的の選定や計画の作成に使われるおそれがあるというのが理由らしい。まあ、パスワード破りの古典的な手法にも'dictionary attack'というのがあるし、リアルなテロでも似た手法が有効ということか。

もちろん年鑑を持ってるからテロリストと断定されることはないようだけど、アメリカに行く度にどきどきしてしまう。

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2003.01.01

ホットメール、ヤフー、スパム送信用の登録をシャットアウト

Hotmail, Yahoo! erect roadblocks for spam sign-ons, The Register

スパムメールは、ホットメールやヤフー!などの無料メールアカウントから送信されることが多い。しかも、これらのアカウントは、mmail7777jpとかjkb0001のように、機械的に生成されたということを伺わせる文字の組み合わせになっていることが多い。

メールソフトの設定によっては、受信したメールを「友人」「会社」「彼女」などと分類して、別々のフォルダーに振り分けたり、優先度を変更したりできる。この機能を利用すれば、スパムメールを、自動的に「ゴミ箱」フォルダに振り分けることもできる。しかし、メールの振り分けは、メールの差出人や件名によって機械的に行なわれる。メールの差出人のアドレスを見て、takeshi@www.xxxというアドレスから来ていれば、そのメールを「友人」フォルダーに振り分け、business@yyy.zzzというアドレスから来ていれば、そのメールは「会社」フォルダーに振り分ける、というような仕組みになっている。

スパムメールの多くが、機械的に生成されたアドレスから送られるのは、振り分けの機能を逆手にとって、受信したメールが読まれないまま「ゴミ箱」行きにならないようしたものだ。スパムメールの送り手は、次々と新しいアドレスを使って、古いアドレスが「ゴミ箱」行きに指定されても支障がないように工夫している。

スパムメール業者がホットメールやヤフー!のアドレスを取得する時には、いちいち手動で申し込みをしているわけではない。コンピューターのプログラムを使うことで、mmail0001jpからmmail9999jpまでのアドレスを一気に登録してしまうのだ。彼らは、送信できるアドレスがありさえすればよいので、アドレスの文字の組み合わせは気にしない。

紹介した記事は、このような機械的な登録ができなくなるような仕組みを、ホットメールやヤフー!が導入したということについて報じたものだが、わたくしは逆に、スパム業者のアドレスがプログラムによって自動的に登録されていることを知って感心してしまいました。

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