三島由紀夫
カテゴリーは「日記・コラム・つぶやき」なんだけど、気分的にはつぶやきというより「ためいき」かも。
10月号のJALの機内誌に載っていたドナルド・キーンのインタビュー記事を読んでいたら、彼が「天才と呼ばれる人は少なくないが、わたしは三島由紀夫こそが本当の天才だったと思う」と述懐している下りが目に留まりました。理由はいくつか挙げられていたと思うのですが、三島は小説を一度書いたら決して直さなかったのだそうです。もちろん、彼は事前に綿密なメモを作成して構想を練ったと言いますが、それほど完成度の高い研ぎすまされた文章を彼が書いたということに衝撃を受けました。
恥ずかしながらわたくしも文章を書くことを生業の一部にしてはいます。でも、わたくしの場合、書いては直し書いては直しの繰り返し。この記事を読んで気づいたのは、わたくしが文章を書くときにやっていることと言えば、最初の段階ではとりあえず思いつくままにアイデアや要素を書きなぐり、それを後からつなぎ合わせるということ。だからドラフト段階では全然文章になってません。そういうやり方がいいと思ってやっているわけではもちろんないのですが、何と非効率的なことをやっているのだろうかと、この記事を読んでからは自らの不明を恥じるばかり。
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